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2つのプールができる

9月21日(土)

辰巳に2つのプール…日本経済新聞より抜粋。

2020年の東京オリンピック、競泳、飛び込み、シンクロナイズドスイミングの会場となる「オリンピックアクアティクスセンター」が辰巳の森海浜公園の中に建設される。水球の会場となる「ウォーターポロアリーナ」も同公園内に造られるが、こちらは水球専用のため仮設の建物。大会終了後は“お役御免”で取り壊され、芝生の公園に戻すという。
建設費は合計で397億円。全額を東京都が負担する。アクアティクスセンターは50メートルプールや飛び込み用の深いプールなどが造られる。観客席は2万席ある。ウォーターポロアリーナは6500席。五輪の大会中は満員の観客席からの歓声でにぎやかになりそうだ。

辰巳地区は既に水泳の聖地だ。公園から歩いてすぐの場所に弧を描く白い屋根が特徴の「東京辰巳国際水泳場」が建つ。同水泳場は代々木オリンピックプールに代わる日本の水泳の中心施設にしようと、都が1993年に造った国際規格の水泳場。様々な世界大会が開催され、2008年には北島康介選手が200メートル平泳ぎで世界新記録を出すなどドラマの舞台となった。

なぜ、辰巳水泳場は五輪競技場に選ばれなかったのだろうか。答えは建物の中に入ると分かる。同水泳場の客席はプールの横の片側だけ。反対側はガラス張りで目の前に運河が広がる。開放感あるデザインと引き換えに、客席数は3600席にとどまる。臨時の席を置いても最大収容人数は5000人ほどだ。都は五輪のため運河側に客席を大規模に増設することも検討したが、「運河の上に席を造るのは難しい」(都の五輪担当者)として断念した。

こうした経緯で、東京五輪の時には国際規格の水泳場が目と鼻の先に2つ並び立つことになる。五輪の期間中は辰巳水泳場は選手の練習場所として使うが、五輪後の扱いは未定だ。アクアティクスセンターも五輪後は客席を5000席に減らす予定。同じ規模のプールが2つあるのは無駄なうえ、維持費も年間5億円ほどかかる。このため「辰巳水泳場は廃止の可能性もある」(都の五輪担当者)という。

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